2015-2016年度 2740地区グローバル奨学生 活動報告


2015-2016年度 2740地区グローバル奨学生 朝重耕一さん 第4回報告


渡米後16ヶ月が過ぎました。家族ともども元気に暮らしております。
シンシナティは短い夏が終わり、これからハロウィーン、サンクスギビング、クリスマスと世間は一気にホリデーシーズンに突入していきます。

9月22日から3日間、シンシナティで肺の希少疾患に関する学会が開催されましたので参加してきました。



私は、遺伝子治療に関するワーキンググループに参加しました。残念ながら私が発表する機会はありませんでしたが、私も加わっている研究内容の発表がありました。
近年の遺伝子治療の発展はめざましく、遺伝子治療の適応は今後もどんどん拡大していくような流れになっています。
現在のトピック、他の施設が行っている研究内容などを知ることができ、研究者間の交流もあり非常に有意義な学会となりました。

この学会は希少肺疾患を患っている患者団体の支援もあり開催されています。当日は我々研究者以外にも患者団体の方々が多く参加されており、病気による辛い体験談など生の声もお聞きすることができました。
私はどうしても自分の職業、体験から癌にこだわってしまう部分がありますが、患者数の多寡に関わらず、どのような病気であっても、患者さんとその周りの人々にとっては大変なことであり、現在の医療では治癒が難しい病気が数多くあることを忘れてはいけないと感じた次第です。
また、そのような難しい病気の治癒につながる研究ができていることに、研究者としては喜びを感じています。


肺癌に関する研究も並行してやっています。
何か新しいことを発見し、それを証明することがどんなに難しいことか身を持って感じています。
実験が完遂できるかどうか、実は心配なところですが、継続は力なりで頑張ります。
右の写真は研究内容の発表をしているところです。定期的に他の研究者からの意見も聞きながら、研究がより良いものになるよう努めています。


日本では大隈先生がノーベル賞を受賞されて多いに沸き立っていることと思いますが、先日私の施設にもAaron Ciechanover博士が講演に来られました。博士は「ユビキチンが仲介するたんぱく質分解」を発見され2004年にノーベル賞を受賞されています。ユーモアも交えながら、これまでの研究内容と、今後についてのお話をされました。その貫禄と身にまとうオーラに圧倒されました。
他にも世界中から著名な研究者が毎週のように講演に来られます。
Aaron Ciechanover博士を含め、世界の超一流研究者の講演を数多く拝聴でき、非常に恵まれた環境の中で研究生活が行えているのだと実感しています。

ロータリー活動としては、シンシナティロータリークラブの例会への参加の他に、シンシナティ近郊にあるロータリークラブへ参加しています。
写真はRotary Club of Mason and DeerfieldのPresidentであるDeAnnさんとバナー交換した際のものです。
日本を出るときにはバナーを10本いただいていましたので、すべて交換して帰国しようと思っています。

残り半年のアメリカ生活、楽しみながら、帰国後も見据えた研究生活を送ろうと思います。



グローバル奨学生 朝重耕一さん 第3回 活動報告 [PDF版]

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