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2016-2017年度 2740地区グローバル奨学生 第1回報告


2740地区グローバル奨学生
大坪 竜太(オランダ)

第一回留学レポート
第1回報告 [PDF版]

 2016年10月よりオランダ ライデン大学(Leiden University Medical Center)に留学しております、global grant scholarの大坪 竜太(おおつぼ りょうた)と申します。約1か月が経過し、最初の活動報告を致します。

 私はビザがない状態で出国したため、復路航空券の期日などの問題で少々バタバタしましたが、ドイツ ミュンヘン空港経由で無事オランダ ライデン(図1)に到着しました。ライデンは人口12万人程度の小さな町ですが、1575年創立のオランダ最古のライデン大学(学生数約2万人)があり、日本に西洋医学を広めた人の一人であるシーボルト医師が学んだ大学である事や世界最古の日本語学科などが有名です。まずは生活のセットアップを行うことが先決ですが、住居に関しては幸い到着翌日にはアパートを決め、ホテル暮らしは予定通り3日で済みました。住民登録、ビザ・住民カード取得、銀行口座開設と日本からの送金が約3週間で完了できたのは、日本人のコミュニティ、病院人事部と同僚のサポート、インターネットからの情報のお蔭でした。更に、同じ病院に勤務する日本人の先生から自転車を譲って頂き、快適なオランダの自転車生活に溶け込んでいます。オランダは国民一人当たりの自転車所有台数が1台を超える、世界一自転車を利用する国ですが、何といっても平坦な地形と、駐輪場や自転車専用レーンなどのインフラの整備の恩恵が大きいです。また、世界一背が高い国である事が有名ですが、平均身長は男性184㎝、女性171㎝とされています。私の身長は176㎝なので、私より背の低い男性はあまりいませんし、私より背の高い女性は沢山います。また、人々の会話は基本的にオランダ語ですが、テレビのスイッチを変えるように老若男女、職業を問わず上手に英語を使いこなします。そのため、仕事や日常生活は英語で行っています。

研究は、癌の範囲を手術中に可視化する事で、安全かつ確実な手術を行う目的とするImage-guided surgeryに関するものです。最初にある臨床試験に参加する事が知らされ、この1か月はその中で自分が行う基礎研究のテーマと方法を探し、決定しました。自分の興味だけでなく、今後臨床試験を進める上で必要となる基礎研究を模索し、それに対する解決策を自分で見つけ出し、1枚の紙にまとめて主任教授の許可を得ます。この基礎研究だけでなく、臨床試験に参加する事により臨床試験の立ち上げ方や運営について学びます。それを基に今後長崎大学とライデン大学で新たな共同研究を立ち上げ、更なる人材交流を目指します。当たり前かも知れませんが、初めての施設、しかも海外なので何をするにも最初は思うように進みませんが、周囲の助けによって何とか達成できています。そこで感じた事ですが、ヨーロッパ各国、特にオランダは日本より人口も少なく、面積も大きくありませんが、堪能な英語と積極性を武器に各国間や自国内施設と協力して大きな事を行います。EUは現在やや不安定ですが、医学だけでなく様々な面で協力・共同作業するのが上手だと思いますし、より合理的な考えを持った成熟した国々と言えるかも知れません。

 ロータリー活動は、まずライデンのロータリークラブに参加し(当然自転車で会場まで行きます)、自己紹介のプレゼンテーションとバナーの交換を行いました(図2)。年配の方が多いようでしたが、皆非常に親切でしたし、和やかな雰囲気が印象的でした。なお、ライデンロータリークラブでのhost councilorは私が参加する臨床研究に参加する別施設の教授であり、非常に幸運でした。2回目の参加の際には、ライデンロータリークラブがフランス ボルドーのロータリークラブを訪問した時の報告がありました。当然訪問した際にはワインを楽しみ、友好の証である絵(図3)が渡されたようです。絵のセンスが素晴らしいですね!また、オランダにおけるglobal grant scholarを取りまとめるMarianneさんの自宅に招いて頂き、他国のscholarと楽しく交流できました(図4)。アメリカ、イギリス、ニュージーランド、韓国、日本(広島)からのscholarは殆ど大学卒業直後の若い人ですが、皆非常に優秀ですし、ネイティブ以外の方も英語力がとても高いです。そのつながりでハーグ(英語のみを話すクラブの一つ)のクラブが主催する講演会に参加させて頂き、バナーの交換後に世界的に有名なエラスムス大学の血液学教授の講演を拝聴しました。直接演者と話して質問することもでき、有意義な時間でした。また、ロッテルダムで開催されたTRFセミナー(図5)に参加してきました。これは12のクラブが次年度の事業に関する5分ずつのプレゼンテーションを行い、皆が点数を付けてお金の分配を決めるものです。多岐にわたる事業を目の当たりにし、改めてロータリー財団の使命や崇高な精神に触れる事が出来ました。

 以上のように、留学開始から1か月で様々な経験ができ、世界が大きく広がっています。これらもひとえに第2740地区、世界のロータリークラブの方々の支援と熱意の賜物です。1年という短い期間ではありますが、帰国後の方向性も見据えながら、一日一日をしっかりと、かつ楽しみながら精進したいと思います。

(図1)

(図2)

(図3)

(図4)

(図5)

2015-2016年度 2740地区グローバル奨学生 第1回報告 [PDF]

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